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ホテル・ニューハンプシャー
2007-04-27 Fri 00:23
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製作年度 1984年
上映時間 109分
監督 トニー・リチャードソン
原作 ジョン・アーヴィング
出演 ジョディ・フォスター 、ロブ・ロウ 、ポール・マクレーン 、
    ボー・ブリッジス 、ナスターシャ・キンスキー 、
    アマンダ・プラマー


ベリー一家の波乱を描く青春ホームドラマ。
ちかごろ80年代のアメリカ映画にはまっている。特に青春ものやホームドラマに。
70年代では、アメリカンニューシネマの尾を引いているためか、アウトローな作品が多いような印象があるし、90年代に入ると、ホームドラマの数が急減し、ド派手なアクション映画やサスペンス映画が席巻していた印象がある。

その点、80年代は明るくて豊かな作品が多いように思う。
↑超独断。

当時の作品の明るさ、豊かさはやはりその時代のムードを反映していたのではないか。
ちなみに、タランティーノは80年代の映画が大嫌だったらしい。しかし、探せば探すほどまだまだ名作があるものだね。

コメディーかと思いきや、とんでもなく重い出来事が一家に訪れる。なんでもありのこの作風は、おそらく『フォレスト・ガンプ』なんかに受け継がれているのだろう。

たくさんの不幸に見舞われるベリー一家であるが、へこたれることなく、前向きに人生をあゆんでいく。本作のあらすじを文章で読んだ人は、きっと暗い映画だと勘違いするにちがいない。

しかし、まずは映画を観て欲しい。エンドロールを迎えたころには、爽快な気分を味わっているはず。

ところで、この頃のジョディ・フォスターを見ていると、なんとなく土屋アンナとキャラがかぶっているように見えるが、僕だけだろうか。


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イン・ザ・プール
2007-04-16 Mon 23:03
イン・ザ・プール イン・ザ・プール
奥田 英朗 (2006/03/10)
文藝春秋



SF的な症状を持つ患者達が、精神科医伊良部の指示のもと、

闘病する様子を描いた作品。

漫画『ブラック・ジャック』の精神科医版といったところか。

5名の患者が、めいめい伊良部のもとに訪れる5部構成となっている。

プール依存症、陰茎強直症、妄想、etc。

変わった症例が登場するが、どのケースも大体似たようなパターンで

物語は解決に向かう。

ところで、この作品のおもしろさの一つは、伊良部のキャラクター

にある。

伊良部は患者の症状を抑えるどころか、逆に進行するようにしむける。

患者達の症状は悪化の一途をたどり、精神的に追い込まれていく。

それでも伊良部はそしらぬ顔で、適当なアドバイスを続ける。

行動がエスカレートしていく患者の姿は、とても見ていられない。


ちなみに奥田英郎の作品を読むのはこれが初めて。

本作はかなり娯楽志向の高い作品だと思うが、さくっと読めて

なかなか楽しめた。



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そんなバカな!遺伝子と神について
2007-04-15 Sun 00:12
そんなバカな!―遺伝子と神について
著 竹内久美子
文藝春秋 (1994/03)



生物は遺伝子を運ぶ乗り物(ヴィークル)に過ぎない。

そして生物の習慣や行動には、利己的遺伝子が強い影響を与えている。

本書にて竹内久美子は以上のような主張を繰り返す。

利己的遺伝子(セルフィッシュジーン)とは、動物行動学者R・ドーキンス

が提唱した概念であり、

「遺伝子とは自己複製をすることのみを目的とし、都合のいいように

乗り物である生物を変化させる、利己的な存在である」

との内容である。

その一例として本書ではイヌワシを挙げている。

イヌワシは、一回の繁殖でたいてい二つの卵を産む。しかしイヌワシは

二羽とも育て上げることが出来ない。

二卵目は、一卵目がうまく育たなかったときのスペアーである。

ここで利己的遺伝子が発動する。

先に生まれたヒナが十分に成長すると、ヒナに弟(妹)殺しを

実行させる。その間、親は見てみぬ振りをしている。

もし弟(妹)殺しが実行されなければ、結局は二羽とも命を落とす

ことになり、遺伝子のコピーは全く残らない、との論理だ。

竹内久美子はこの概念を人間に適用し、姑の嫁いびりや男の浮気、

ひいては戦争について、そのメカニズムの解明を試みる。

ただ、なんでもかんでも利己的遺伝子のせいにして、論じているのには

賛同できない。特に人間の行動が遺伝子によってのみ縛られている

との考えは怪しい。

人間の複雑怪奇な行動は、脳の異常な発達と、複雑な社会システム

による部分が大きいのではないかと僕は考えるからだ。

と、まあ真面目に批判してみたが、本書はエッセイのように読めば

楽しめるだろう。

チンパンジーの凶暴性、ハチやアリの社会性について語っている

ところなどは、珍しい話が聞けて単純におもしろい。

ちなみに本書の存在を知ったのは、中学生時分、父親の本棚で

見かけたのがきっかけだ。

それから、ずっと読みたいと思っていたが、この歳になってやっと

読むことが出来た。

内容は古くなっただろうが、父親も昔読んだのかと思うと感慨深い。


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兵隊やくざ
2007-04-10 Tue 23:37
兵隊やくざ DVD-BOX 上巻





製作年度 1965年
上映時間 103分
監督 増村保造
出演 勝新太郎 、田村高廣 、北城寿太郎 、滝瑛子 、淡路恵子 、早川雄三


ソ連と満州の国境にある関東軍兵舎の中での話。

あるとき、やくざの用心棒をしていた大宮が入隊してきた。

名門出の上等兵、有田が大宮の指導係りを任される。

喧嘩などで騒ぎを起こす大宮であったが、

有田はなぜか大宮に一目おいていた。

大宮が喧嘩するたびに、有田は大宮をかばった。

そのうち二人は互いに信頼しあうようになる。

そんなとき、二人に南方への出撃命令が下される。



こんな男臭い映画は、今では流行らないだろう。

しかしバカみたいに信念を掲げる男たちの姿は

なんだかまぶしく映る。

横柄な上官に制裁を加えるところはまさに痛快。

なんとシンプルな作品なんだ。

昔はこんな映画がエンターテイメントとしてあったのだな

と時代の差を感じる。

これくらい男臭い映画を今の映画館で観てみたい。


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櫻の園
2007-04-09 Mon 01:36
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中原俊監督によって映画化もされた吉田秋生による青春群像。

2008年には、同じ監督・脚本のコンビで、リメイクが決定している。

ノスタルジックで繊細な彼女の作品の世界は、僕のような男性読者に

とっても、癒しになりうる。

目線が男性とは違うためか、女性の描いた作品を読むと、はっとさせら

れることが多い。

一見、なんでもない平凡な生活の中でも、少女たちは大きく悩み、

それを一つ一つ乗り越えていく。

僕らが何も考えずに、TVゲームなんかに夢中になっている間に、女の子

たちは色々悩みながら成長しているんだね。


ところで『BANANAFISH』では、男性作家に負けないくらいのハード

ボイルドな世界を描いていたが、同時にこれほど繊細で落ち着いた作品

が描けるのが吉田秋生の強みの一つだろう。女性作家ならではの性質

もちゃんと持ち合わせている。

『BANANAFISH』が読み継がれるのは、無骨なアッシュが、ときどき意外

にも繊細な一面を垣間見せるからに違いない。

本作もまた、長く読み継がれることだろう。

桜は、大人の女性への成長をあらわすメタファーか。


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サムライ
2007-04-07 Sat 20:22
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製作年度 1967年
上映時間 105分
監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影 アンリ・ドカエ 、ジャン・シャルヴァン
音楽 フランソワ・ド・ルーベ
出演 アラン・ドロン 、ナタリー・ドロン 、フランソワ・ペリエ 、
    カティ・ロジェ 、カトリーヌ・ジュールダン 、ミシェル・ボワロン


 日本の「武士道」をヒントに製作されたという本作。今回はこいつをレンタルして、ほぼ皆無に等しいサムライ魂を、奮い立たせるのが目的だ。
 レンタルビデオ屋にいる時点で、もはやサムライからは程遠いが。

 主人公は、殺し屋に扮するアラン・ドロン。依頼どおり暗殺をこなすが、警察に目をつけられてしまう。なんとか釈放されるが、その後も警察の尾行は続く。警察の目をかいくぐって、暗殺の報酬を受け取りに行く彼だったが、待ち合わせ場所で待っていたのは、やはり殺し屋だった。

 派手さはないが、謎に満ちた雰囲気が格調を高めている気がする。主人公とヒロインの関係や、ピアニストの立場など、多くを語らないことでサスペンスの効果を高めている。

 一人で傷の手当てをするアラン・ドロンの姿がなんとも渋い。監督がサムライとして描きたかった姿がこれなのかもしれない。寡黙でクールに仕事をこなすアラン・ドロンの姿はたしかにかっこいいのだが、これが日本でいうところのサムライなのかといわれれば微妙な気もする。

 僕的には、司馬遼太郎作品に登場するキャラクターこそサムライだと思っている。

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 機械材料加工学Ⅱ 

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プロフィール

kkaazz2000

Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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