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カサンドラ・クロス
2007-05-26 Sat 21:51
カサンドラ・クロス カサンドラ・クロス
バート・ランカスター


製作年度 1976年
上映時間 128分
監督 ジョルジ・パン・コスマトス
出演 リチャード・ハリス 、バート・ランカスター 、ソフィア・ローレン 、
    エヴァ・ガードナー 、マーティン・シーン 、イングリッド・チューリン


ビッグスターが名を連ねる、密室パニックアドベンチャー。

悪性ウイルスに感染したテロリストが、列車に乗り込み、

乗客1000人が感染の危機にさらされる。

列車を舞台にした密室劇は、好みのジャンルのひとつ。

これまで『バルカン超特急』、『オリエント急行殺人事件』、などなど

一級のエンターテイメント作品が製作されている。

今回の『カサンドラ・クロス』は上の二つとは少し趣向が違って、

どちらかというとアクション寄り。

リチャード・ハリス扮する医師がリーダーシップを執り、

乗客の救助に奔走する。

医師は、自分だけが正しいのだといわんばかりに大衆を引っ張り、

結果やはり正しかったという結末を迎える。

この展開は、『ポセイドン・アドベンチャー』にも通じる、

アメリカ的なストーリーだ。(ちなみに本作はイギリス・イタリア合作)。

何人も犠牲にして、もし判断が間違ってたらどう責任をとるのだ、

と日本人である僕は考えてしまう。

 ところで、この手の特殊撮影は、今ではあまたと見かけるが、

なぜか手に汗にぎりながら見入ってしまった。

アクションだけに頼らず、サスペンス調の巧妙な演出がなされ

ていたためか。


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犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日
2007-05-20 Sun 11:31
犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日

柳田 邦男



 作家柳田邦男による、実の息子「洋二郎」の脳死をめぐる手記。
 タイトルは、ロシアの映画監督タルコフスキーの作品『サクリファイス』に由来する。同映画では、「われわれが平穏な日々を過ごしていられるのは、この広い空の下のどこかで名も知れぬ人間が密かに自己犠牲を捧げているからではないか」という信仰的思想が、寓話的に描かれている。
 洋二郎はこの作品に深く感動し、骨髄ドナーの登録を決心する。
 その後、洋二郎は脳死に陥るが、父である著者はそんな息子の意志を汲み取り、家族との相談の上、洋二郎の臓器を提供することを決心する。

 本作は、心を病んでいた洋二郎の苦悩が描かれるとともに、脳死を人の死とすべきかという、議論を深める貴重な論点を投げかける。
 第三者的な立場であれば、脳死をもって人の死としてもよいのではと考える人間が、少なくないと思われる。しかし、脳死を人の死と認めると、日本の医療現場の現状では、失うものも大きい、と著者は危惧を抱く。

「なぜなら、死にゆく者の命も、臓器移植を待つ者の命も、等価であるはずなのに、脳死・臓器移植論の中では、死にゆく者=患者・家族全体を包む精神的ないのちのかけがえのない大切さに対しては、臓器移植を待つ者の命の千分の一の顧慮も払われていないからだ。」(p148)

本書によれば、政府の脳死臨調の最終答申に対する見解をまとめた文献で、次のような現場の実態が述べられているという。

「集中治療室の看護婦の一人は、脳死のこどもを看護している際、ある教授が毎日やってきて、『まだ、死なないか』と聞くと言って怒っている。」(p149)

脳死を人の死と認めるにあたり、医療現場では、命の重さに差異が生じる可能性がある。

 ところで、洋二郎は大江健三郎の作品を好んで読んでいたが、その中で一つの言葉に出会う。


  “indestructibility”(破壊し得ないこと)


 「(中略)自分は病いに苦しんで、もう長く生きないかもしれないけれども、この世に生きて苦しんでいたということは誰もそれを否定できない、それをなかったことにはできないと自分は思った(大江健三郎『人生の習慣』より)」(p208)

 こころの病に苦しむ洋二郎は、この言葉を知り、生への支えにしようとしていた。私はこの部分を読んでいて、洋二郎と苦悩をともにした著者の家族にもこの言葉があてはまるような気がした。
 著者が洋二郎と語り合った時間、これもまた”indestructibility”なのではないかと。

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沙耶のいる透視図
2007-05-06 Sun 18:58
沙耶のいる透視図 デラックス版


製作年度 1986年
上映時間 102分
監督 和泉聖治
出演 高樹沙耶 、名高達郎 、土屋昌巳 、加賀まり子



なんとなく借りてみた一本。ピンク映画仕立てのサスペンス。

監督は和泉聖治。
和泉聖治という名前は、今回はじめて知ったのだけど、最近ではTVドラマ『相棒』の演出を行っている現役の映画監督らしい。

一方、キャストを見ると、意外な人物が出演。主演の高樹沙耶は、この映画で女優としてデビュー。ちなみに高樹沙耶という芸名は、本作の主人公の名前に由来しているそうだ。

沙耶に並々ならぬ思いを抱く神崎役を演じるのは、『すみれ September Love』のヒットで知られる一風堂のリーダー、土屋昌巳。風貌がどことなくデヴィッド・ボウイ似。とらえどころのない不気味な神崎という役に見事にはまっていた。

タイトルには、「沙耶」とあるが、神崎の異様な人間性をひたすら描写している本作では、沙耶のキャラクターがいまいちたっていない。

土屋昌巳の妙に忘れられない風貌。女優、高樹沙耶のデビュー作。
それ以外は、大して特筆すべき点のない作品だった。

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セント・エルモス・ファイアー
2007-05-02 Wed 20:59
セント・エルモス・ファイアー セント・エルモス・ファイアー





製作年度 1985年
上映時間 108分
監督 ジョエル・シューマカー
出演 エミリオ・エステヴェス 、ロブ・ロウ 、アリー・シーディ 、
    デミ・ムーア 、アンドリュー・マッカーシー 、ジャド・ネルソン


前回の『ホテル・ニューハンプシャー』に引き続き、

80年代アメリカ作品の青春ものをチョイス。

厳密にいうと本作は、大学で青春を過ごした若者たちの、

卒業後の生活を描いたものだ。

大学時代を描くとすると、『あすなろ白書』みたいな感じに

なるのだろう。しかし、あえて卒業後を描くことで

過去を引きずる若者たちの姿が浮き上がり、物語が重層的に

みえるという効果をあげている。(と思う。)


学生気分が抜けきれない彼ら彼女らであったが、

恋愛、仕事というありきたりだが大きな壁にぶち当たる。

そんな中、仲間の一人が部屋に閉じこもる。

彼女を助けようと、若者たちは集まった。


物語終盤にかけて、進むべき道を自ら見定めていく

若者たちの姿に、学生からの成長がはっきりと見て取れる。

彼らはまさに今の僕と同年代であり、学生ということで

甘えている自分の姿を映画の中に見た気がした。

そうはいっても、彼らの方が僕よりよっぽど大人である。

「僕ももっと成長しなければ…」

僕くらいの年齢の人間が観ると、多くはそんな感想を抱くの

ではなかろうか。


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 機械材料加工学Ⅱ 

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kkaazz2000

Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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