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裏窓
2012-04-23 Mon 02:06
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製作年度 1954年
上映時間 112分
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚色 ジョン・マイケル・ヘイズ
原作 コーネル・ウーリッチ
出演  ジェームズ・スチュアート、グレース・ケリー、ウェンデル・コーリー、セルマ・リッター、レイモンド・バー

 ヒッチコック監督の名高い傑作です。ヒッチコックのような映像作家が現代にもっといればいいのにと思います。生涯を通じて、映画的な表現方法とは何かを追求する姿勢には、頭がさがります。彼の作品は、映像研究の優れた成果だといえるでしょう。

 主人公(ジェームズ・スチュワート)の視点で、向かいのアパートの人々の生活をロングショットで追う作風は、実験的でもあり映画的でもあります。トリュフォーがヒッチコックにインタビューを行った『映画術』では以下のように語っています。

ヒッチコック
「(前略)体を動かせずに外を眺めている男性がいる。これが映画の導入部だ。展開部は彼の見る事柄を描く。そして、しめくくりはそれに対する彼のリアクションを描く。これほど映画的な発想の純粋な表現はないだろうからね。(後略)」(『映画術』p218)

 『裏窓』は、モンタージュの効果が発揮できるストーリー構成となっています。ヒッチコックは、プドフキンのクレショフ効果を、ジェームズ・スチュワートのクローズアップに適用したと語っています。
 一方で、作中の殺人事件には、直接的な描写はなく、日常生活の不自然さを描くことで、観客に犯罪を想起させています。これによりセールスマンが犯人かどうか不明瞭な状態でストーリーが進みます。後半部、グレース・ケリーがセールスマンの部屋に侵入した際、主人公はセールスマンと目が合ってしまいます。これまで、一方的なのぞき見によって確保されていた安全が、瞬時に侵される様子を見事に描写しています。

 本作には、高度な映像技術が多数盛り込まれていますが、それら全てが作品を盛り上げる役割を果たしております。ヒッチコックの映画は、研究材料として事欠きませんが、これからもじっくりと鑑賞していきたいです。
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kkaazz2000

Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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