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青春の殺人者
2007-11-10 Sat 13:55
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製作年度 1976年
上映時間 132分
監督 長谷川和彦
脚本 田村孟
原作 中上健次
出演 水谷豊、内田良平、市原悦子、原田美枝子


 いまだ熱烈な支持者が多い長谷川和彦監督の傑作長編。主演は、水谷豊(若い、ワイルド)。
 僕は、センチメンタルな後半部よりも、前半部の盛り上がりの方をおもしろく見た。
 父親の死骸を目撃した後の、市原悦子の冷静な演技が恐ろしい。理性が麻痺した空間で、エスカレートする市原悦子の狂気。仲の良い夫婦の姿を描いた序盤のシーンが伏線となり、包丁を手に取る母親の姿が一層際立つ。主人公が密室で、母の包丁から必死に逃れようとする光景は、手に汗握るなかなかの迫力シーンである。ジョン・カーペンターの『ハロウィン』よりよっぽど怖い。

 主人公の恋人役は、原田美枝子。出演当時、若干17歳。ドラマ『北の国から』では、苦い過去を背負った先生役を演じ、ただならぬ演技力をみせつけていた彼女。10代にして、すでにこんなぶっとんだ映画に出演していたんだなと思うと、あの非凡な演技力にも納得である。本作でも10代とは思えない色気を放ち、印象深い存在感を漂わせていた。しかし、今の時代の感覚からすると、17歳にこの役を演じさせるのは、かなり酷だと思ってしまうが。

青春と銘を打っているものの、今上映されている青春映画からはおよそ大きくかけ離れたテーマである。ギャグや明るさがないと売れない現在の環境では、こんな人間臭い作品は生み出されにくいのだろうと思う。
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Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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