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異邦の騎士
2009-08-11 Tue 03:18
異邦の騎士 (講談社文庫)





 島田荘司による長編ミステリ。吉本新喜劇の内場勝則(関西人にはなじみのある名前)が、島田荘司の大ファンだということから興味を持ち、読んでみました。

 以下、一部ネタバレ。

 記憶を失った主人公(石川敬介)は、高円寺で偶然に出会った良子と二人、ささやかながら幸せな暮らしを始める。敬介は、自らの過去が気になりつつも、今の生活を壊したくないという思いから、積極的に過去を探ろうとはしなかった。そんなとき、ふと立ち寄った占星学教室で、御手洗潔に出会う。

 記憶喪失を扱った物語で、ここまで楽しめたのは初めてかもしれないです。前半は、過去の自分が一体何者なのかを探るミステリとなっており、中盤の日記のあたりでは、手に汗握るクライムノベルとなっています。中盤あたりから、大体オチが読めてきますが、そこはご愛嬌ということで。
作者は、情熱的な方なのだろうと思います。愛とか愛情という言葉が頻出し、主人公はそれに苦悩します。また罪を犯した後の人間の心理も、細かく描けており、全体的に熱い(登場人物の心理に抑揚がある)作品だなという印象です。

 本作の執筆が開始されたのは1979年となっており、島田荘司の事実上の第一作らしいです。その後しばらく、本人からも忘れ去られていたが、1988年に手直しを加え、世に出ることとなったそうです。デビュー前に着手した本作は、若い著者の心情を反映しているためか、登場人物のストレートな心理が特徴的です。きっと、20代くらいの方が読むと共感できる部分が多いのではないかと思います。
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Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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