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東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
2007-02-19 Mon 10:23
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ 東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
遥 洋子
筑摩書房



タレント遥洋子が語る、東京大学上野千鶴子ゼミでの奮闘記。
 上野千鶴子は、言葉に対してなんと厳しいのだろう。
あやふやな発言は、彼女によって徹底的に叩きのめされる。議論は格闘技であり、学者は言葉を武器に激しい戦いをくりひろげているのだ。
僕のように、適当なことをちょいちょい吹いて回る人間は、簡単にKOされることだろう。

 日常生活とはあまりにもかけ離れたこの学問の世界で、はじめ大きくうろたえいた遥洋子も、次第にその広大な知の世界の虜となる。読み進むうちに、こちらまで社会学がおもしろそうに思えてくる。


以下、印象に残ったエピソードを抜粋。

 他のゼミ生に追いつこうと、仕事の合間を縫って三年分のゼミの文献を読みきった著者。以下、著者と上野教授のやりとり。

著者「先生、私、三年分の文献読んだんですけど。」
教授「エエッ!」(中略)
   「ほんとに?」
著者「はい、でも困ったことに、もっとわからなくなりました。
    読んでも読んでも答えらしい答えが出ない。これだけ読んだ
    ところで、私は依然なにもわからないままです。」
   「私どうしたらいいんですか、あえて言うならわかったことはただ
    一つ、あれだけ色々あると、物事は一概に言えない、ということ
    くらい。」(中略)
教授「それがわかればしめたものよ!」(p64-65)

教授いわく、物事が一概にいえず、多面的であることを知っていれば、一面的なもののいいようを否定できるのだと。読書とは、ある事柄に対するたくさんの論拠を得る手段であり、読めば読むほど議論の間違いを指摘できるようになるのだ。

知的好奇心をくすぐる数々のエピソードは、もっと勉強したいという思いを一層強くする。僕ももっと広大な知の世界を旅してみたい、そう思わせる久々に当たりの本だった。

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Author:kkaazz2000
技術系。神奈川在住。

歴史から消えつつあるカルト映画たち。さもありなんという作品から、なぜこれがという作品まで。そんな不可思議な世界にはまりつつある今日この頃です。

 
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